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身内に不幸がありまして。
葬儀関連でいろいろ興味深いことがあったんですがネタがネタなので隠します。
長いよ!?
#気になる
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・葬儀会社の方によると、故人のお茶碗を割るのは「
ここではもうご飯は食べられません
」という意味らしい。
・ご焼香やお線香はなぜするのかといえば、その香りが
仏のご飯
となる模様。
・枕飾りとして供える一膳飯。これは故人の
最後の食事
となる。棺の中に入れるのは冥土は行くまでの
お弁当
となるから。
・枕団子も冥土に行く道中の
お弁当
であり、また途中
飢えに苦しんでいる人
に分け与えて徳を積む意味もある。桃太郎的な。
・お葬式から四十九日まで、御霊供膳(おりくぜん)という
小型の御膳
を供える。故人が仏になるまでの応援の意味があるそうな。
なんていうか、本当
ご飯がすごく大事
なんだね。飢えで苦しんだ時代からの流れなのかな。
-----------
納棺師の方にしていただいた死化粧がとても綺麗で、皆から
綺麗だ綺麗だと褒められていた。
髪型や口紅の色など生前と同じようにと気遣って下さり、細かな対応に驚く。
綺麗な亡くなり方をする方ばかりではないから、化粧の役割は大事だなと痛感。
死化粧をして下さったのは、映画「おくりびと」で指導した方から、技術を学んだスタッフさんだったようで、映画を見てこの仕事を志したのかなと思うなどした。
白装束も着せて下さったけど、私達はバタバタしていて間近で見ることは出来なかった。硬直している体をどうやって服を脱がせて着せたんだろ…謎だ。
-----------
うちは二間続きの和室のため、片側に故人を寝かせて弔問者を受け入れ、もう片側には地域の方との打ち合わせに使用した。
「
昔はそれが当たり前で、だから和室ってのは二間続きが基本だったんだよ
」と教えてもらう。そして縁側から死者が再び家に戻ることがないよう、非日常の場所である縁側から出棺すると。全てに意味があるんだな。
-----------
出棺の際にホーンを鳴らすかどうか聞かれ、お願いしたら長めにクラクションを鳴らしてくれた。ホーンってクラクションのことなのか…。
考えてみれば当たり前なんだけど、何か鐘や楽器を鳴らしてくれるのかと思い込んでいた。長めのクラクションを聞く事はたまにあるけど、あれは急ブレーキではなく出棺の合図だと思ったらいいんだな。
-----------
仏教では、故人は旅をしながら次に生まれ変わる世界に向かうという考えらしい。死出の山を越え、三途の川を渡っていくという険しい道のりだそうな。うーーん、あの世に行くのも楽じゃなさそう……。
無事に辿り着けなかったらどうなるの?この世で迷ってしまうの?
そんな仏教の考えで、故人が身につけるものがいくつか。
仏衣
「この世に留まらず来世にまっすぐ行ける」ように縫い目の糸尻を止めず、返し縫いもしていないとのこと。ぱっと見た感じ不思議な感じがするのはそのせいか。
仏衣が左前になる意味も調べてみた。死後の世界は生きている世界と真逆の関係だといわれているかららしい。現世の習わしとは反対にして生者と死者を区別することを「逆さごと」という。基本的に鏡の世界なんだね。
わらじ
歩き慣れた靴の方が良さそうだけど大丈夫かな。霊だからと飛べるわけじゃないのが……。
渡し賃
三途の川の渡し賃。六文銭。うちは棺に入れてなかったな。大丈夫かな。死んでもお金がいるのって世知辛すぎるし、現代では六文銭の用意が難しいよね。
無一物、と言われるように何も持たずにあの世に行くという考えだけど、あの世に行くまでは渡し賃を持っててもいいの?不思議だ。
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2023/5/3(Wed)
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葬儀関連でいろいろ興味深いことがあったんですがネタがネタなので隠します。
長いよ!?#気になる
・葬儀会社の方によると、故人のお茶碗を割るのは「ここではもうご飯は食べられません」という意味らしい。
・ご焼香やお線香はなぜするのかといえば、その香りが仏のご飯となる模様。
・枕飾りとして供える一膳飯。これは故人の最後の食事となる。棺の中に入れるのは冥土は行くまでのお弁当となるから。
・枕団子も冥土に行く道中のお弁当であり、また途中飢えに苦しんでいる人に分け与えて徳を積む意味もある。桃太郎的な。
・お葬式から四十九日まで、御霊供膳(おりくぜん)という小型の御膳を供える。故人が仏になるまでの応援の意味があるそうな。
なんていうか、本当ご飯がすごく大事なんだね。飢えで苦しんだ時代からの流れなのかな。
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納棺師の方にしていただいた死化粧がとても綺麗で、皆から綺麗だ綺麗だと褒められていた。髪型や口紅の色など生前と同じようにと気遣って下さり、細かな対応に驚く。
綺麗な亡くなり方をする方ばかりではないから、化粧の役割は大事だなと痛感。
死化粧をして下さったのは、映画「おくりびと」で指導した方から、技術を学んだスタッフさんだったようで、映画を見てこの仕事を志したのかなと思うなどした。
白装束も着せて下さったけど、私達はバタバタしていて間近で見ることは出来なかった。硬直している体をどうやって服を脱がせて着せたんだろ…謎だ。
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うちは二間続きの和室のため、片側に故人を寝かせて弔問者を受け入れ、もう片側には地域の方との打ち合わせに使用した。
「昔はそれが当たり前で、だから和室ってのは二間続きが基本だったんだよ」と教えてもらう。そして縁側から死者が再び家に戻ることがないよう、非日常の場所である縁側から出棺すると。全てに意味があるんだな。
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出棺の際にホーンを鳴らすかどうか聞かれ、お願いしたら長めにクラクションを鳴らしてくれた。ホーンってクラクションのことなのか…。
考えてみれば当たり前なんだけど、何か鐘や楽器を鳴らしてくれるのかと思い込んでいた。長めのクラクションを聞く事はたまにあるけど、あれは急ブレーキではなく出棺の合図だと思ったらいいんだな。
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仏教では、故人は旅をしながら次に生まれ変わる世界に向かうという考えらしい。死出の山を越え、三途の川を渡っていくという険しい道のりだそうな。うーーん、あの世に行くのも楽じゃなさそう……。
無事に辿り着けなかったらどうなるの?この世で迷ってしまうの?
そんな仏教の考えで、故人が身につけるものがいくつか。
- 仏衣
「この世に留まらず来世にまっすぐ行ける」ように縫い目の糸尻を止めず、返し縫いもしていないとのこと。ぱっと見た感じ不思議な感じがするのはそのせいか。仏衣が左前になる意味も調べてみた。死後の世界は生きている世界と真逆の関係だといわれているかららしい。現世の習わしとは反対にして生者と死者を区別することを「逆さごと」という。基本的に鏡の世界なんだね。
- わらじ
歩き慣れた靴の方が良さそうだけど大丈夫かな。霊だからと飛べるわけじゃないのが……。- 渡し賃
三途の川の渡し賃。六文銭。うちは棺に入れてなかったな。大丈夫かな。死んでもお金がいるのって世知辛すぎるし、現代では六文銭の用意が難しいよね。無一物、と言われるように何も持たずにあの世に行くという考えだけど、あの世に行くまでは渡し賃を持っててもいいの?不思議だ。畳む