続き。#気になる

うちは臨済宗だけど、葬儀は曹洞宗のやり方をしていたな。私、勘違いしてる??

曹洞宗は「葬儀を行うことで故人が仏の弟子になる」と考えるらしい。
「鼓鈸三通」という儀式が行われ、シンバルのような「鐃祓」鳴り物の「引磐」、太鼓を使う。チン・ドン・シャンと大きな音が鳴り、特に鐃祓の音がすごい。葬儀に木魚は使わないのか?この宗派じゃないのかな?

葬儀で血脈と書かれた紙を側に置いていて、そのシュールさに驚く。あれは仏様の弟子となったことを表すもので、お釈迦さまの血(教え)が弟子から弟子へと受け継がれていることを表している様子だとか。

ただあの、ネット検索して出てくるような立派なものじゃなくて、私が見たのは本当にただ墨一色で「血脈」と書かれていたものなんだけどあれは簡略化してるんかな。やっぱり。

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生前、手を握ると握り返してくる力が強く、頬を触ると温かかった。
その印象が強かったので、別れ花の際に「頬に触ってみてごらん」と言われ、触ったらドライアイスで物凄く冷たくて、故人となったのだと実感して急に悲しくなってしまった。

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霊柩車が飾りが豪華なものではなくシンプルなものになっていた。そして法定速度か、やや下回る位のスピードで走っていたのにも驚いた。
後を追いかけて走るとずいぶんゆっくりに感じられて、見た目は大人しくなれど、そういうところは霊柩車なんだなと。

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香典場に立っていたのだけど、皆さん特に何か言うこともなく、お辞儀してくる方ばかりで、その方がありがたいなと思っていた。
ただお一人「〇〇さんには本当お世話になりました」とはっきりおっしゃった方がいた。
故人との関係が窺い知れて嬉しくなった。そういう言い方もあるか…。

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和尚さまがお通夜の法話で故人とのエピソードを話してくれた。常日頃、和尚さまと仲良くしておくとそういうことがあるのだな。良い感じに、かつ嘘は言ってないギリギリのラインの盛り方で話してくれた。

というか通夜も葬儀も法話が興味深かった。無一物と四苦について教えて下さった。先祖や周囲の人に感謝の気持ちを忘れない事。「そういう気持ちが芽生えたならこの葬儀の意味があったと思う」とおっしゃっていて、いろんなことを考えてしまった。

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三日目法要(開蓮忌)にも御霊前と書かれた香典を持ってきていた。香典は通夜と告別式どちらかで良いんだけど、三日目法要は精進落としの会食があるからまた別に香典を出すのね…こういう風習って場所によって全然違うから、前もって調べておかないと大変だな。

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葬儀会社の方に神棚に紙を貼られたので、何のために神棚封じをするのかと調べた。神道では死は穢れと考えられていて穢れで神様の力が弱ってしまうという考えなんだって。

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お淋し見舞いというものをいただいた。お通夜の夜に、遺族が寂しくないように皆で召し上がって下さい、という意味があるそうな。なるほど遺族のためのものなのね。葬儀会社の方、祭壇に供えて下さったけど。いろんな風習があるなあ畳む

つぶやき


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